セルビア共和国
ドナウ川、桃の果樹園、野花に覆われた山々。山の麓にもう何世紀も前からある修道院や天然温泉、その土地のワインに、優しい人々。豊かな文化と深い信仰。セルビアは、長い混乱期で忘れられかけてしまっていた、訪れる人をもてなす魅力にあふれた美しい国です。
ヨーロッパの南東に位置するセルビアは、人口1000万人強の小さな国です。その土地の多くは、保護された自然公園となっており、昔からの植物形体や滝、洞窟など自然の美しさがそのまま残っています。この未踏の大自然を体験した人は、セルビアの持つ豊かな自然に惚れ込んでしまうことでしょう。
セルビアの山へは簡単に行くことができます。セルビアのスキーシーズンは長く、いつも良い雪が積もっています。タラ山やコパオニク山は、冬も夏も豊かな緑があります。標高2000mを越えるBrezovika山は、セルビアでも屈指のスキースポットですが、オフシーズンにはハンティングをすることもできます。
セルビアにはたくさんのスパがあり、普段の疲れをゆっくり癒したい人たちに人気です。温泉と新鮮な空気に恵まれたセルビアは、スパには最適な環境なのです。中でも、ヴルニャチュカ・バニャというスパは有名で、もう120年以上も前からあるだけでなく、考古学的に重要な地域にあります。もともとセルビアは、考古学的、歴史学的に重要な場所にある国でもあります。レペンスキ・ビルという場所からは、人間の顔が描かれた7,000年も昔の石版が発見されましたし、ローマやビザンチン帝国の時代にも、この国は争いの舞台としていろいろな経験をしました。
なぜか、今まで観光地として発展することはありませんでしたが、壮大な自然と重厚な歴史、複雑な文化をあわせ持つセルビアは、一度訪れる価値のある国です。戦争や指導者により世界から身を潜めた時期もありましたが、今、セルビアは近代ヨーロッパ国家の一員として、世界に開かれた国となったのです。
