クラクフ
クラクフの町の大部分は、第二次世界大戦の際にも破壊されずに残りました。小さな町なので、お城、教会、広場、カフェ、どこへでも歩いていけます。パリやロンドンからの直行飛行機も便利です。
中央広場は、中世から残っているものとしてはヨーロッパでも最大と言われ、その美しさでも他のヨーロッパのどの都市にも引けを取りません。中央広場にある織物会館は13世紀にその起源をもつポーランド最古の市場です。長さ100mにも及ぶ建物の一階部分にはポーランドの民芸品を扱う土産物屋が並び、二階にはポーランドの美術品が展示されています。
ヴァヴェル城は、町を見下ろす丘の上にあります。15世紀初期、アレクサンダー王の頃に建設が始まったこの城は、天井に施された木の彩色彫刻やタペストリーで有名です。数世紀に渡って、数々の戦争の被害を奇跡的に免れつづけてきました。内部は現在、ポーランドの歴史博物館になっています。隣接する大聖堂は14世紀にゴシック様式で建てられ、ポーランド歴代の王族の棺やアダム・ミツキエヴィチなどの墓もあります。またヴァヴェル城のヴィスワ川対岸には、日本の美術収集家によって作られた日本美術技術センター「マンガ」館があり、日本の美術品展示や企画展が催されています。
カジミエジュ地区は、ポーランド全域でも唯一第二次世界大戦で破壊されずに残ったゲットー(ユダヤ人地区)です。このあたり一画を徒歩で回るツアーもあり、シナゴーグ内部の見学もできます。一時は誰も住めないほどに荒れ果てたこの場所ですが、今ではきれいに改修されました。観光客も多く訪れるようになり、また以前のようにたくさんの人が行き交う賑やかな町となっています。
クラクフ旧市街は、中世からほとんどその様子を変えていません。1038年にはポーランドの首都となり、中世ヨーロッパの中心地として栄えました。夏には、街角の細い道をちょっと曲がるだけで、面白いパフォーマンスや民芸品の商人を見つけることができます。寒い白い冬も、クラクフの本当の良さを味わうのには欠かせません。夜、ホテルに帰る前には、ラム酒の入ったホットチョコレートで温まりましょう。少し足をのばせば美しい大自然もすぐ近くにあるこの町は、ポーランド旅行の出発地として最適です。
