ルクセンブルク大公国

ルクセンブルクは、ベルギー、ドイツ、フランスと国境を接する人口50万人弱の小さな国ですが、資本収入は世界一を誇ります。豊かな富と立地の良さに恵まれたルクセンブルクには、67の古城をはじめとする観光名所だけでなく、たくさんの高級ホテルやリゾート、スパやレストランなどがそろっているので、高級志向の旅行者におすすめです。

もちろん、カジュアルな旅行者のための宿泊施設やアクティビティも充実していて、「小さなスイス」とも呼ばれるルクセンブルクには、気持ちの良いハイキングコースや、ロッククライミングポイントもたくさんあり、自然が大好きな人にはもってこいです。様々なレベルの山道があるアルデンネ地方は、世界中からマウンテンバイクを持って訪れる人が絶えません。

ヴィアンデンは、中世以来の建物や曲がりくねった路地、ゴシック様式の教会などが残る、かわいらしい町です。川に面して立っているのは、11世紀築のヴィアンデン城で、ローマ時代からの武器や、美しいタペストリーなどの工芸品の他、中世の生活を知るためのたくさんの品が展示されています。この町は、小説家、ヴィクトール・ユゴーが気に入っていた町でもあり、彼が1871年に一時期住んだ建物は、現在、彼の博物館となっています。

また、ルクセンブルクではモーゼルワインの生産も盛んで、特に辛口の白ワインが人気です。レストランでの食事の際には、ぜひいろいろなワインを試してみましょう。ルクセンブルクのレストランは、ミシュランの星を獲得している割合が世界一で、サービスはもちろん、イノシシ料理やアルデンヌハムなどの地元の料理もトップクラスです。

ルクセンブルクは、素晴らしい陶磁器を買い貯めする良いチャンスでもあります。ビレロイ&ボッホの本社はルクセンブルクにあり、250年にわたって職人技を磨き上げてきました。その他にも、ルクセンブルクには数多くのヨーロッパブランドの洋服やアクセサリー店があり、買い物の楽しい町です。

美しい街並みをもつルクセンブルクは、町全体がユネスコの世界遺産に指定されています。駅前から延びるリベルテ通りをまっすぐ行くと、ペトリュス渓谷に架かる石造りのアドルフ橋に着きます。この橋は1735年に建てられ、今も旧市街と新市街をつないでいて、橋の上からは、深い緑の中にある町の低地部分を見渡すことができます。橋を渡りきると、ウルリク教会や、ボックの砲台という崖に築かれた地下要塞があり、内部を見学することができます。ヴェンツェルウォーク(城壁めぐり)にたっぷり一日用意して、北のジブラルタルとも呼ばれるこの町の歴史に思いを馳せてみるのもいいかもしれません。