リガ

リガは、最近まで観光客の少ない町でした。第二次世界大戦の被害を受けなかったので、リガの町並みはヨーロッパの中でも古いものがきれいに残っています。どの道も標識ひとつ取っても、まるで芸術品のような美しさです。装飾された橋、アールヌーヴォーにステンドグラス、小さな車の走る石畳の道。世界の人々は、だんだんリガの魅力に気づき始めています。リガの愛らしい町並みは、きっとあなたを虜にすることでしょう。

リガには、既に13世紀初期から町ができ始めたと言われ、歴史地区はユネスコの世界遺産にも登録されています。中世の教会や木造の家々、ソ連時代の雰囲気の残る地区など、ただただ歩きまわるだけで十分に満喫できる町です。でこぼこの石畳の上に並んだ小さなお店をのぞいたり、寒い国ならではのあったかい綿のセーターを買ったり。旧市街の小道で道に迷ったときには、近くの小さなカフェで休憩しましょう。ジャガイモのパンケーキは忘れずに食べてみたいラトビア料理です。夜には、15世紀に建てられたバーで、ビールとソーセージなんていかがですか。隣の席には、焼きたての香ばしいライ麦パンを頬張りながら編み物をするおばあさんがいるかもしれません。

リガの駅の裏側には、戦前のツェッペリン飛行船庫を改造したヨーロッパ一大きい屋外市場もあります。丸一日ここで過ごせそうなほど大きい市場では、何百という屋台が軒を連ね、手作りのジャムやチーズ、保存用に加工された肉などの食料品から、鍋や靴、植木におもちゃなど、何でも買うことができます。町の西側にある大きなダウガワ川はロシアから流れて、リガでバルト海に注がれます。

またリガには、ヨーロッパでも一番たくさんアールヌーヴォー様式建築があり、アールヌーヴォー愛好家のメッカとなっています。中世の教会やソ連風の四角い建物に混ざってアールヌーヴォーが点在するこの町の景色は、ちょっと変わっていますが、決して飽きることはないでしょう。これらの建築物が混在する地区への徒歩ツアーも人気です。

美しい教会、穏やかな公園、ちょっと古風なカフェやたくさんのミュージアムがあるこの町は、時に「北のパリ」とさえ称されます。散歩する人たちを眺めながら、ゆっくりと流れる時間を感じましょう。次の休暇の機会には、ぜひリガを訪れてみてくださいね。