ロドス島
ロドス島は、一年中天候に恵まれた島としても知られています。丘と森に覆われ、アテネ、サントリーニ、トルコ、イタリアなどから飛行機や船で簡単に行くことが出来る人気の島です。比較的大きなこの島には、現在は約11万人の人が住んでいます。
石器時代から人が住んでいたこの島には、リンドス、イアリソス、カミロスという3つの古代都市がありました。昔から経済と海軍の中心地でもあり、多くの芸術家や起業家が好んで住んだことで、豊かな富や文化が栄えました。断崖の上に立つリンドスの遺跡や、たくさんの蝶が舞ってまるで桃源郷のような蝶の谷も見所です。
巨大な太陽神ヘリオスの像は、世界七不思議のひとつとされることもあります。ヘリオス像は、紀元前3世紀にマンドラキ港に大理石の台座に建てられた全長34mのブロンズ像でした。建設から半世紀程経った紀元前226年にロドス島を襲った地震で、この巨大な像は膝から折れて倒れました。約800年、壊れた像はその場に放置されていましたが、やがて青銅の破片はアラブ人たちによって売られてしまいました。現在はその場所に、牡鹿と雌鹿の像が立ち、ロドスのシンボルとなっています。
ロドスの町は、旧市街と新市街に分かれています。新市街はマンドラキ港に接し、政府の建物があったりショッピングも充実していたりと、近代的な町です。トルコ時代のモスクのミナレットや聖ニコラスの灯台、3つの風車などがあります。
旧市街は聖ヨハネ十字軍によって作られ、中世の雰囲気がそのまま残る町並みは、ユネスコの世界遺産にも登録されています。細い道を歩けば、たくさんのモスクやゴシック教会、噴水やモザイクなどの中世にタイムスリップしたような気分になることでしょう。小さな道の多くには名前がなく、気の向くままに歩きながら道に迷うのもまた、この町での楽しみです。旧市街地の中心にある騎士団長の宮殿や、考古学博物館も見逃せません。
歴史の残した美しさだけではありません。ロドス島を囲む海にも素敵なビーチがあり、一年のほとんどの期間、夕方まで泳いだりウォータースポーツをしたりできますし、丘に登れば、自然公園や古代の遺跡などがあちこちにあります。町にはもちろんおいしいギリシャ料理のレストランやナイトクラブもあるので、一日中ロドス島を堪能することが出来ます。
