パリ
言わずと知れた憧れの都、パリ。パリには様々な顔があり、人によって、見てみたいものや期待するものが色々異なる町です。パリについてはたくさんのガイドが出ていますので、ここでは、典型的かつ基本的なパリを体験するために、パリでの初めの3日間のモデルコースを紹介することにしましょう。パリで3日というとちょっと短すぎると思うかもしれませんが、3日もあれば町のつくりも大体把握できるでしょうから、それ以降はそれぞれの好みに合わせて気ままに出かけてみましょう。そうすれば、パリの魅力をより堪能できるはずです。
一日目には、早速エッフェル塔に行きましょう。すぐに長蛇の列ができてしまうので、人ごみを避けるためには、朝一番に行くのがベストです。1889年のパリ万博に合わせて建てられたこの塔は、フランス革命100周年の記念塔でもあります。塔の1階と2階には非常に高価なレストランがありますが、眺めはもちろん3階からの方が素敵ですし、パリ全体を見渡せば、町の作りがよくわかるはずです。
エッフェル塔からの景色を満喫したら、船でセーヌ川下りをして、今度は地上からパリの街を見渡してみましょう。地下鉄を使ってアルマ広場へ行き、そこから北へ向かってエトワール凱旋門まで歩いてみましょう。凱旋門の上からは、シャンゼリゼの豪華な通りが望めます。シャンゼリゼ通りをウィンドウショッピングしながらコンコルド広場まで行って、アイスやコーヒーで休憩しましょう。まだ体力に余裕があるなら、チュイルリー公園で散歩するのも良いでしょう。
二日目は、ルーブル美術館からスタートです。ご存知のようにこの美術館はとても大きいので、全部をじっくり見ようと思ったら、丸一日あっても足りません。興味のある部分を上手に回りましょう。ルーブル美術館を見終えたら、サントノレにある大統領官邸(エリゼ宮殿)を見に行きましょう。内部の見学はできませんが、18世紀以降数々のフランスの貴族たちが住んだ場所として、一見する価値があります。新クラシック建築のマドレーヌ寺院もここにあります。ブルボン王朝末期に古代ギリシャの神殿を模して作られた建物の中には、たくさんの興味深いレリーフや像が飾られています。
夕方にはモンマルトルの丘にあるサクレクール寺院を訪れてみましょう。20世紀初頭に完成したばかりの比較的新しい寺院ですが、今やパリになくてはならない建物のひとつになりました。白い壁が太陽に染められて色を変える姿を眺めているだけでも、うっとりしてしまいます。周辺はピカソやユトリロ、ロートレックなどの芸術家たちが好んで住んだ場所でもあり、ダリの美術館もあります。アベス駅の向かいにあるサン・ジャン・ド・モンマルトル教会は、アールヌーヴォー様式も取り入れた新ゴシック建築の教会です。
三日目には、オルセー美術館です。ルーブル美術館よりは小規模ですが、それでも十分大きいので、ここも上手に回りましょう。ノートルダム大聖堂も忘れてはいけません。ランチの後は、ソルボンヌ大学などがあるラテン地区を散策して、学生街の雰囲気を味わったり、ユーゴーやキュリー夫人の時代に思いを馳せたりしてみましょう。手作りの工芸品やアートを扱っているお店を回ってお土産を買い始める頃には、きっとパリの町のつくりや雰囲気がなんとなく把握できているはずです。
日が暮れてきたら、気に入ったレストランで、おいしい料理とワインを楽しみましょう。トロカデロ広場に座って、ライトアップされたエッフェル塔や町並みを見渡すのも素敵です。
