エストニア共和国

バルト三国の一国として知られるエストニアの歴史は古く、紀元前2500年頃まで遡ることができますが、一方で、ソ連崩壊後の急激な近代化に成功した国でもあります。ヨーロッパの隠された宝石にも例えられるこの国は、夏の保養地や退職後の旅行先としてヨーロッパでも人気です。

エストニアはバルト海に面しており、スウェーデン、フィンランド、ラトビア、ロシアといった国々に囲まれています。北緯の高い場所にありますが、メキシコ湾流の影響を受けるため、気候は比較的温暖です。エストニアの短い夏はとても気持ちが良く、バルト海で泳ぐこともできます。自然豊かな農業国で、湖や河川、湿地がたくさんあります。一般に、エストニア人は長身で金髪で健康だと言われていますが、それにもこの気候が関係しているのかもしれません。人口は国全体で130万人と少なく、移民もほとんどいません。公用語はエストニア語ですが、若い人の多くは英語が話せますし、年配の人もロシア語やドイツ語を話せる人が多くいます。

昔からの石造りの家々だけでなく、ソ連時代の名残もまたたくさん残っていますが、エストニアは、旧ソ連邦の国々の中でも、欧州連合の支援の下、最も資本主義化に成功した国と言われています。隣国フィンランドに近い部分も多くありますが、より古くエキゾチックな雰囲気のある国です。

エストニア料理は、バルト海からの新鮮な魚のほかに、ドイツやスカンジナビア諸国のような血のソーセージやキャベツの漬物、ロシアのジャガイモサラダや魚の干物などがあります。秋になると野菜や魚を干したり漬けたりして、寒くて長い冬に備えます。