ドゥブロブニク

アドリア海の美しさを堪能するなら、ドゥブロブニクに行きましょう。クロアチアの南の端にあるドゥブロブニクは、「アドリア海の宝石」と呼ばれるほど美しく、ナポレオンが侵攻する以前は、ヨーロッパの玄関港としてヴェネチアに対抗していたこともあるという歴史ある町です。地中海性の気候で食べ物もおいしく、劇作家ジョージ・バーナード・ショーなどの著名人も好んでこの町を訪れたと言われます。

1397年に建設されたルネサンス様式のピレ門をくぐると、ドゥブロブニクの旧市街に入ります。フランシスコ修道院の中には、1391年から営業しているという薬局があり、現在でも営業している薬局としてはヨーロッパ最古のものです。16世紀に書かれた薬剤の教書やビンが今でも残っています。1371年に建てられたフランシスコ修道院はロマネスク様式とゴシック様式が混ざった建築で、戦争時に600枚近くのフレスコ画が焼失するという被害を受けました。

スポンザ宮殿は1516年に建設された美しい建物で、今はこの町の歴史を物語る博物館として、たくさんの資料を展示しています。この宮殿前広場にあるバロック様式の聖ブレイス教会は、14世紀に建てられたロマネスク様式の教会が災害で崩壊した後、18世紀初頭に再建されました。グンドゥリッチ広場の周りで開かれる朝市では、地元特産のおいしい食材や民芸品を買うことができます。色とりどりの出店を見てまわり、ちょっと味見をさせてもらうのもいいでしょう。港の近くには、13世紀~17世紀に築かれた城壁が残っていて、世界遺産としての威厳を醸し出しています。

ドゥブロブニクはお祭りも有名で、夏にはコンサートや展覧会などの見ごたえのあるイベントが1ヶ月以上にわたって開催される他、10月には中欧の映画制作者と熱狂的なファンが集まる映画祭もあります。

ドゥブロブニクには、ザグレブやスプリットからならバス、イタリアからなら電車で行くのが便利です。アドリア海の海岸沿いをドライブすれば、きっと目を奪われるような素敵な景色に出会えることでしょう。