ブルガリア共和国

ヨーロッパ南東の国ブルガリアは、かつての共産圏にあり、その美しさはあまり世界に知られていない国です。黒海沿いの素敵なビーチに、豊かな渓谷、広大な山々。首都ソフィアには、芸術的な建築物が多くあるだけでなく、トルコやギリシャ、ルーマニア、マケドニアなど周辺の国々からやってきた人々やそれらが混ざった独特な料理なども楽しむことができます。

ブルガリアの歴史も古く、ギリシャとイタリアに次いで考古学的な遺跡が多く残っている国でもあります。旧石器時代の品々の他、紀元前3千年頃のトラキアの遺跡やカザンラクの墓地、オルフェウスの伝説なども有名です。

歴史的な見所以外にも、数多くの天然温泉があります。自然の中を歩いた先にある眺めの良い浴場やトルコ式の豪華な屋内浴場など、ブルガリアの保養地としての人気も、次第に高まりつつあります。

ブルガリアの天然温泉の評判は、東欧の国ではその温泉水がボトルに入って売られているほどです。ローマ時代から保養地として栄える町も多く、サンダンスキの温泉は喘息など呼吸器系の病気に、ヒサリャの温泉は肝臓や泌尿器に、ヴェリングラドの温泉は神経系の病気に効果があると言われています。

ブルガリアの山には、深く流れの急な川や透き通る湖、野生の草花に緑の草原、石造りの僧院など、絵に描いたような山間の美しい景色が広がっています。ブルガリアで一番高いリタ山は標高約4800mあり、2千種を超える植物が生息しています。リタ山にある10世紀の僧院は、その印象的な建築様式だけでなく、これまでたくさんのブルガリアの紛争のもとになった建物としても、ブルガリアの人々にとって特別な思い入れのある場所となっています。

ブルガリアの国境は、ドナウ川と黒海で仕切られています。黒海の北側は松林や温泉、国立公園、さらさらの砂のビーチと浅く穏やかに打ち寄せられる水が特徴的で、アルベナ、リヴィエラ、エレナなどのリゾート地が人気です。南側は水も温かく、砂丘やかわいらしい入り江などがあります。南岸のネセバル、ソゾポールは、世界遺産にもなっている古代都市です。

この国には、まだまだ発見されていない美しい場所がたくさんあります。ぜひ次の休暇はブルガリアで、まだ誰も知らない神秘を探しに出かけてみませんか。