ブリュッセル
20世紀にはベルギーも戦争の舞台となり、たくさんの尊い命を失いましたが、その経験からもベルギーの人は強い精神を持って、今は平和で安定した国家として、近隣の諸国と連携を取っています。ベルギーの人たちは勤勉に働きますが、一方でとてもゆっくりとくつろいだ生活をしていて、観光客にもその生活文化を見てもらおうと熱心です。ベルギーを旅行する人は、まず活気溢れるブリュッセルの町からスタートしましょう。
ヨーロッパにおける国際政治とビジネスの中枢であるブリュッセルは、「EUの首都」とも呼ばれるほど、町中いたるところにEU欧州連合関連の建物や施設があります。欧州委員会本部や欧州理事会本部、NATO本部などがあるのもブリュッセルです。ここで働く外交官の数は、ニューヨークに次ぐ規模とも言われます。
もちろんブリュッセルは働くためだけの町ではありません。この小さな西欧の国の首都であるブリュッセルは、数々の災難から生き残った町でもあり、今が一番華やかで輝いています。とは言っても、ビールも他のヨーロッパの都市ほど安くはないので、一杯一杯ゆっくり味わって楽しみながら、この町の自由な雰囲気を楽しんでください。
ブリュッセルは、豪華な建築物と、美しい首都作りに尽力する市議会でも知られています。ライトアップされた美しい建物や彫刻だけでなく、安全で清潔な住みやすい町なのです。旧市街の古風な家並を縫って歩けば、おとぎの国に迷い込んだような気分になることでしょう。新市街の近代的な建物とのコントラストも、国際都市ブリュッセルならではの見ものです。たくさん歩き回って疲れたら、町の広場で焼きたてのワッフルを買いましょう。クリームたっぷりの甘くて香ばしいワッフルは、ベルギーに来たら欠かせません。
ブリュッセルは地域的にはオランダ語圏ですが、人口の約8割の人が日常的にフランス語を使用しています。オランダ語をもっと優勢にすべきだという議論もありますが、国際機関の充実も手伝って、今はオランダ語、フランス語、英語が通じるトリリンガル都市です。
他の多くのヨーロッパの都市同様、ローマ帝国時代に築かれたこの町の周りには道路が一周しているので、サイクリングで町を色んな角度から観察するのに最適です。大切に保たれてきた昔ながらの美しさ、世界有数の規模をもつ大学、右に出るものはないアートギャラリーなど訪れる場所がたくさんあり、ヨーロッパを旅行するときにはぜひ立ち寄りたい町です。
